凡河内氏(読み)おおしこうちうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「凡河内氏」の意味・わかりやすい解説

凡河内氏
おおしこうちうじ

アマテラスオオミカミの子アマツヒコネノミコトを祖とする。後裔が河内国造に補せられる。本姓は直 (あたい) であるが,天武天皇の頃 (むらじ) ,続いて忌寸 (いみき) の姓を賜わる。平安時代前期に『古今集』の撰者一人として有名な凡河内躬恒 (三十六歌仙の一人) が出たが,系図など不詳な点が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android