精選版 日本国語大辞典 「冷・褪」の意味・読み・例文・類語
さ・める【冷・褪】
〘自マ下一〙 さ・む 〘自マ下二〙
※東大寺本大般涅槃経平安後期点(1050頃)四「鉄の冷(サメ)ぬるときに、還りて熱からしむべきがごとし」
② たかぶっていた感情が消える。心が静まる。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「ごたち『いぬ宮の御時おもしろかりしを、こたみはさめたりや』といふ」
④ (褪) 色がうすくなる。あせる。
※仁安二年八月皇太后宮亮経盛歌合(1167)七番「もみち葉はくれなゐふかくなり行けどひとりさめたる松のいろかな〈藤原伊行〉」
さ・む【冷・褪】
〘自マ下二〙 ⇒さめる(冷)
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