デジタル大辞泉
「冥利が悪い」の意味・読み・例文・類語
冥利が悪・い
神仏の加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたる。
「負債を返さないでは、余り―・いでないか」〈鏡花・化銀杏〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
みょうり【冥利】 が 悪(わる・わり)い
① 神仏のご利益がない。また、あまりにひどいことをするので、神仏の加護を受けられない。
※
黄表紙・玉磨青砥銭(1790)「
女郎のきつねだから、
竹むらでもま
ぐそをうりそうなものなれど、それではめうりがわるひといって」
② あまりにありがたすぎてばちがあたる。
冥利に尽きる。
※黄表紙・
莫切自根金生木(1785)上「そのやうにいただきますと、めうりがわるふござります」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報