精選版 日本国語大辞典 「冥利」の意味・読み・例文・類語
みょう‐り ミャウ‥【冥利】
〘名〙
※仮名草子・竹斎(1621‐23)下「竹斎これを見るよりも、みゃうりのためと思ひつつ、薬を少し与へけり」
※浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)二「駕籠舁みゃうりに叶うた」
※浮世草子・好色二代男(1684)二「其家の姉女良のまねをするにや、聞とがむれば、定まってくせあり。〈略〉金田屋の名利(ミャウリ)、明石屋のうるさ」
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)長者経「男めうり商めうり虚言ござらぬ。お供なされ」
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