円盛寺(読み)えんじようじ

日本歴史地名大系 「円盛寺」の解説

円盛寺
えんじようじ

[現在地名]東郷町春木 中通屋敷

松境山安楽院と称し、浄土宗西山禅林寺派。本尊阿弥陀如来。「寛文覚書」には松京山円城寺、「府志」には松界山円盛寺とある。永享九年(一四三七)見空智衆の開基と伝えられ(「尾張志」には永禄八年とある)、この寺を中心に集落が形成された。

円盛寺
えんじようじ

[現在地名]中川区富田町前田 寺西

四明山と号し、真宗大谷派。本尊は阿弥陀如来立像。慈覚大師建立とされる。古くは四明山一乗院長学ちようがく寺と称し、天台宗霊場であった。天正六年(一五七八)伊勢国司北畠具親が中興して禅宗に、同九年浄土真宗となり、現在の寺名に改めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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