精選版 日本国語大辞典 「六夜待」の意味・読み・例文・類語
ろくや‐まち【六夜待】
〘名〙 (「にじゅうろくやまち(二十六夜待)」の略) 陰暦の一月と七月の二六日の夜、月の出を待って拝むこと。月光に彌陀・観音・勢至の三尊が姿を現わすと信じられた。江戸では多くの人々が高輪・湯島・九段など海辺や高台に集まり宴を催して月の上るのを待った。六夜。《季・秋》
※浄瑠璃・いろは歌義臣鍪(1764)七「イヤモ何方(いづかた)も六夜待、精細豆腐で飲ませぬ」
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