八藤(読み)やつふじ

精選版 日本国語大辞典 「八藤」の意味・読み・例文・類語

やつ‐ふじ ‥ふぢ【八藤】

〘名〙
模様の名。藤の花の四枚花弁を四枚の葉で円形にかこんで図案化したもの。
人情本春告鳥(1836‐37)二「裾へ銀糸にて、ま事に細かに八藤(ヤツフヂ)をちらしに付」
紋所の名。①の図柄を紋所として用いたもの。
※俳諧・玉海集(1656)一「八藤を御家の紋にせさせたまへる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android