八端織・八反織(読み)はったんおり

精選版 日本国語大辞典 「八端織・八反織」の意味・読み・例文・類語

はったん‐おり【八端織・八反織】

〘名〙 絹織り物の一種縦横に、黄色と褐色のしま模様のある綾織りのもの。八丈に似て地が厚く、三尺帯・ふとん地などに珍重される。東京都八王子市・山形県米沢市などが主産地であったが、現在は山梨県郡内地方にうつっている。一反が、ふつうの絽(ろ)の八反分の重さに相当するところからの名という。綾糸織八端。〔随筆・反古染(1753‐89頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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