八竜町(読み)はちりゆうまち

日本歴史地名大系 「八竜町」の解説

八竜町
はちりゆうまち

面積:三六・三七平方キロ

山本郡の南西部にあり、日本海に面する。北は能代市に、南は南秋田郡大潟村(旧八郎潟)若美町、東は山本町に接する。金光寺野きんこうじのを主とする台地の西縁部、南北に延びる旧砂丘上に鵜川うかわ集落と旧支郷が連なり、鵜川から東へ流れる鵜川川の流域にも旧支郷がある。旧砂丘の西側ははす沼・八郎潟などの湖沼が点在する低湿地帯で、田地が開け、その西側に日本海の新砂丘が発達する。砂丘の東側に八郎潟に面して浜田はまだ大口おおぐち芦崎あしざきの集落がある。

新砂丘の東麓に能代から男鹿おがに抜ける男鹿街道が藩政期から発達し、旧砂丘の西麓は能代から鹿渡かど(現琴丘町)に通じる能代道が発達して、現在は国道七号になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報