八木寺跡(読み)やぎでらあと

日本歴史地名大系 「八木寺跡」の解説

八木寺跡
やぎでらあと

[現在地名]橿原市八木一丁目

延久二年(一〇七〇)の興福寺雑役免帳の高市たかいち雲飛うねび荘の項に「八木寺田四段十歩 廿五条(一カ)里四坪」とみえるが、現存しない。寺跡はふだつじ南西方の字八木寺とみられる。延命えんみよう(真言宗豊山派)境内などに古い礎石が残り、現奈良県明日香村の大官だいかん大寺跡出土と同様の複弁蓮華文古瓦が出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android