八幡山古墳群(読み)はちまんやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「八幡山古墳群」の解説

八幡山古墳群
はちまんやまこふんぐん

[現在地名]足利市八幡町

八幡山の頂部から鞍部・裾部にかけて群在する大小の円墳群。昭和二八年(一九五三)の実態調査によって御荷越おにごえ坂北東部の三基を含め七四基が知られ、坂より南の七一基が県指定史跡。規模不明の九基のほか、径が二七・五メートル(高さ四・二メートル)一基、二五―二一メートル(高さ三・五―二メートル前後)一〇基、二〇―一六メートル(高さ三―二メートル前後)一九基、一五―一一メートル(高さ三―二メートル前後)二九基、一〇メートル以下(高さ一メートル未満多し)六基に分けられる。

八幡山古墳群
はちまんやまこふんぐん

[現在地名]松阪市大阿坂町

瓢形をした標高五〇メートル余の通称八幡山の南丘上にある一号墳と、北丘上に造られた二号・三号墳からなる。一号墳は墳頂に昭和七年(一九三二)発掘と記した石標があり、墳丘原状は損なわれている。内部構造は、発掘当時、「石槨はなく、下部に炭塊が敷かれ(中略)中に三個の葬痕が見られた。何れも略々南北に軸をおき、中央がもっとも大きく左右のものは小形であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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