八島・八洲(読み)やしま

精選版 日本国語大辞典 「八島・八洲」の意味・読み・例文・類語

や‐しま【八島・八洲】

[1] 〘名〙
① 八つの島。また、数多くの島。
古事記(712)上「故、此の八嶋(やしま)を先に生めるに因りて、大八嶋国と謂ふ」
② (「文徳実録‐斉衡二年一二月丙子朔」の「大炊寮大八嶋竈神」から) かまどの神をいう。荒神。〔名語記(1275)〕
③ (「やしま八島)の鼎」から) 釜。〔色葉和難集(1236頃)〕
書紀(720)神代下(兼夏本訓)「天下を撥(はら)ひ平(たひらけ)て、八洲(やシマ)を奄有(しろしめ)す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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