八ッ島村(読み)やつしまむら

日本歴史地名大系 「八ッ島村」の解説

八ッ島村
やつしまむら

[現在地名]川越市八ッ島

伊佐沼いさぬま鴨田かもだ両村の南、九十ぐじゆう川左岸低地に立地。村の起りは、天正(一五七三―九二)北条氏邦の旧臣三上山城守の開発によるという(風土記稿)。田園簿に村名がみえ、田高八八石余・畑高一一石余、川越藩領(幕末に至る)。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳では高一二一石余、反別田一三町四反余・畑二町一反余、ほかに開発分高一八石余(反別田一町九反余・畑三反余)。元禄一五年(一七〇二)の河越御領分明細記では高一一五石余・外高三三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android