兜形・冑形(読み)かぶとがた

精選版 日本国語大辞典 「兜形・冑形」の意味・読み・例文・類語

かぶと‐がた【兜形・冑形】

〘名〙
① 昔、五月五日の馬弓(うまゆみ)行事の際、近衛の官人が着る服。布に金銀などの装飾をつけて甲冑をかたどったもの。よろいがた。
延喜式(927)四五「凡騎射人於本府馬場教習〈略〉官人二人、著緌、緋布衫、金画絹冑形、白布帯、横刀、弓箭行騰、麻鞋
② 秘具の一つ。鼈甲(べっこう)水牛の角などで兜の形に作ったもの。かぶと。〔随筆独寝(1724頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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