先上(読み)さきあがり

精選版 日本国語大辞典 「先上」の意味・読み・例文・類語

さき‐あがり【先上】

〘名〙
前方へ向かって、しだいに上がっていくこと。先端が上がっていること。
※宗五大草紙(1528)公私御かよひの事「さて銚子諸手にちと先上りに持て可出」
太刀を下からはね上げて切ること。切先(きっさき)上がり。
歌舞伎幼稚子敵討(1753)四「其外の疵皆右剣に、切込術は車の柄切、先(さキ)上りに雲井手の内

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