俺・己・爾・儞(読み)おれ

精選版 日本国語大辞典 「俺・己・爾・儞」の意味・読み・例文・類語

おれ【俺・己・爾・儞】

〘代名〙
対称下位の者に対して、もしくは相手をののしる時などに用い、軽蔑の意を含む。→うれ
古事記(712)中「意礼(オレ)取殺(と)れと詔りたまひて遣はせり
自称。広く貴賤男女を問わず目上にも目下にも用いた。現代では、男子が、改まらない場面で同等もしくは目下に対して用いる。
古今著聞集(1254)一六「をれが母にて候ふものこそ、姉よりもよく候へ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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