俳文・誹文(読み)はいぶん

精選版 日本国語大辞典 「俳文・誹文」の意味・読み・例文・類語

はい‐ぶん【俳文・誹文】

〘名〙 俳人の書いたもので、俳諧的な要素をそなえている文章。滑稽・諧謔あるいは軽妙・洒脱なものが多いが、自己人生観などを表わした真摯なものもある。芭蕉の「幻住菴記」、許六の「風俗文選」、也有の「鶉衣」、一茶の「おらが春」などが有名。
※去来宛芭蕉書簡‐元祿三年(1690)七、八月頃筆「誹文御存知なきと被仰候へ共」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android