侵奪(読み)シンダツ

デジタル大辞泉 「侵奪」の意味・読み・例文・類語

しん‐だつ【侵奪】

[名](スル)他をおかし、その権益所有物をうばうこと。「不動産侵奪罪」
「その自由を―せんとして」〈中村訳・自由之理

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精選版 日本国語大辞典 「侵奪」の意味・読み・例文・類語

おかし‐うば・う をかしうばふ【侵奪】

〘他ハ四〙 他の領域や家へ侵入して、財物を奪う。
※守護国界主陀羅尼経平安中期点(1000頃)一〇「飲食を侵(ヲカシ)(ムハヒ)什物を破壊し」

しん‐だつ【侵奪】

〘名〙 他人の領域や所有などをおかしてその権益・所有物などをうばうこと。
口伝鈔(1331)上「六賊知聞して侵奪するがゆへに念仏にをいてはすでに行者の善にあらず」 〔礼記月令

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普及版 字通 「侵奪」の読み・字形・画数・意味

【侵奪】しんだつ

おかし奪う。〔史記、高祖紀〕項(しばしば)の甬(ようだう)(輸送路)を奪し、に乏し。王を圍む。王和をふ。

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