作成・作製(読み)さくせい

精選版 日本国語大辞典 「作成・作製」の意味・読み・例文・類語

さく‐せい【作成・作製】

〘名〙
① 物を作ること。また、書類、計画などを作りあげること。製作。
※曲附次第(1423頃)「庭前の面景、ことごとく水体を作成せるは是曲付也」
※卍(1928‐30)〈谷崎潤一郎〉一九「この文案作製した綿貫なる男の性格を想像せしむるに足るから」 〔漢書‐郊祀歌〕
漢詩などの作品。〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ 新しく創造すること。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉五「其始め幽暗無光の地(ところ) 母の胎内 に在て作成(サクセイ)(〈注〉コシラヘル)す」
[補注]「作製」は物品などの場合、「作成」は書類、計画などの場合といわれるが、使いわけは必ずしも明らかではない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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