作半(読み)サクハン

デジタル大辞泉 「作半」の意味・読み・例文・類語

さく‐はん【作半】

中世荘園領主作人とが収穫を折半したこと。また、その田。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「作半」の意味・読み・例文・類語

さく‐はん【作半】

〘名〙
田畑半分だけ耕作すること。半作
日葡辞書(1603‐04)「タヲ sacufanni(サクハンニ)スル」
② 荘園で、領主と作人とがその収穫を半々にすること。また、その田。刈分小作(かりわけこさく)
物事は、良い面と悪い面との半々からなっているということ。
雑談集(1305)四「甘泉は渇(つ)き、貞木は切らる。これみな得の下に失有り。されば作半也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android