余有る(読み)あまりある

精選版 日本国語大辞典 「余有る」の意味・読み・例文・類語

あまり【余】 有(あ)

余分がある。残りがある。
(イ) (…しても)まだ及ばない。…しきれない。
※続後撰(1251)雑下・一二〇五「ももしきや古きのきばのしのぶにも猶あまりある昔なりけり〈順徳院〉」
(ロ) 余裕が残る。十分である。
随筆独寝(1724頃)下「武門に生るると、もはや主のために命を捨(すて)ねばならぬといふ事を合点しているうへは、武の道にあまりあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android