余裕(読み)よゆう

精選版 日本国語大辞典 「余裕」の意味・読み・例文・類語

よ‐ゆう【余裕】

〘名〙 余りがあってゆたかであること。ありあまること。また、ゆったりとしていること。
※京大二十冊本毛詩抄(1535頃)一五「兄弟の中がよければ、綽々然としてよゆうがあるぞ」 〔孟子‐公孫丑・下〕

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デジタル大辞泉 「余裕」の意味・読み・例文・類語

よ‐ゆう【余裕】

必要分以上に余りがあること。また、限度いっぱいまでには余りがあること。「金に余裕がある」「時間余裕がない」「まだ席に余裕がある」
ゆったりと落ち着いていること。心にゆとりがあること。「余裕の話し振り」「周りを見る余裕もない」
[類語](1余り残り残余残部残物余剰剰余余分余計端数おこぼれはした半端ざん/(2ゆとり余地ゆったり

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普及版 字通 「余裕」の読み・字形・画数・意味

【余裕】よゆう

ゆとり。〔孟子、公孫丑下〕我に官守無く、我に言責無きなり。則ち吾が、豈に綽綽(しやくしやく)然として、餘裕らざらんや。

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