余春(読み)よしゅん

精選版 日本国語大辞典 「余春」の意味・読み・例文・類語

よ‐しゅん【余春】

〘名〙
① 春の末。晩春
万葉(8C後)一七・晩春三日遊覧詩「余春媚日宜怜賞、上巳風光足覧遊」 〔梁簡文帝‐晩春賦〕
立夏が過ぎてもまだ春らしさが残っていること。また、その時季旧暦四月。《季・夏》
妻木(1904‐06)〈松瀬青々〉夏「鮓の石余春の夢の枕にす」

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普及版 字通 「余春」の読み・字形・画数・意味

【余春】よしゆん

晩春。

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