佐敷(熊本県)(読み)さしき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「佐敷(熊本県)」の意味・わかりやすい解説

佐敷(熊本県)
さしき

熊本県葦北(あしきた)郡芦北町(あしきたまち)の中心地区。旧佐敷町。肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道が通じる。中世初期創建と伝えられる佐敷城(国指定史跡)がある。佐敷湾に注ぐ佐敷川下流に並ぶ町並みは、薩摩(さつま)街道より分岐する人吉(ひとよし)街道の当時のおもかげをしのばせてくれる。また、芦北のお諏訪(すわ)さんで親しまれている佐敷諏訪神社例祭(4月)の奉納相撲(ずもう)は県内外に知られる。

[山口守人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android