佐久間下村(読み)さくましもむら

日本歴史地名大系 「佐久間下村」の解説

佐久間下村
さくましもむら

[現在地名]鋸南町中佐久間なかさくま

佐久間村北東に位置し、佐久間川が流れる。元和検地の際に佐久間村が分立して成立。正保郷帳に村名がみえ、田高三九九石余・畑高二六〇石余、佐倉藩領。ほかに密厳みつごん院領二四石余。万治二年(一六五九)の佐倉藩勝山領取箇帳(吉野家文書)によると、先高九一九石余(うち二五八石余は明暦元年の地詰出高)。池代二石余・永荒八石余・川欠七石余を引いた残高は九〇〇石余、田方の免五ツ五厘、畑方の免三ツ三分(田畑とも破損により高不明)、新山畑三七石余(免二ツ三分)・山役一五石(免三ツ)。以後天和三年(一六八三)までの領主変遷勝山かつやま村に同じ。同年勝山藩主酒井忠国の次男旗本酒井忠成領となり、天保一四年(一八四三)まで同家に伝えられた(「寛政重修諸家譜」、元文村高帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android