住込(読み)すみこむ

精選版 日本国語大辞典 「住込」の意味・読み・例文・類語

すみ‐こ・む【住込】

〘自マ五(四)〙
使用人奉公人または書生弟子などになって、主人の家に住む。
随筆・梅翁随筆(1789‐1801か)六「此者口入にて左京の方勝手役人に住込けり」
おふくろの味(1957)〈河盛好蔵〉外出好き「使用人がいつも六、七人は住み込んでいたから」
他人の家にはいりこんで生活する。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一「剰へ其家屋敷道具を他人の名で買取って、終には其処に住み込むだ」

すみ‐こみ【住込】

〘名〙 使用人、奉公人、弟子などになって住み込むこと。また、その人。
塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉一「今お金が五十金あれば、江戸御屋敷へお住み込みが出来るのだから」

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