住・住居(読み)すまい

精選版 日本国語大辞典 「住・住居」の意味・読み・例文・類語

すまい すまひ【住・住居】

〘名〙 (動詞「すまう(住━)」の連用形名詞化。「住居」は当て字)
① (━する) すまうこと。住みつくこと。また、くらし。生活。
多武峰少将物語(10C中)「つれつれの御すまひなればにこそ、おもひすてられける忍草(しのぶぐさ)うとからずや御覧ずらむ」
※宇津保(970‐999頃)吹上上「かくおもしろき所に、などか心すごきすまいはし給ふらん」
② 住む場所。住みつく所。すみか。家。
蜻蛉(974頃)中「いとめづらかなるすまひなれば、しづ心もなくてなん」
③ 家の使い勝手
日葡辞書(1603‐04)「Sumaino(スマイノ) yoi(ヨイ) iye(イエ)〈訳〉よく設計した家」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android