伊豆箱根鉄道(読み)いずはこねてつどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊豆箱根鉄道」の意味・わかりやすい解説

伊豆箱根鉄道
いずはこねてつどう

主として箱根・伊豆地方で運輸・観光・不動産業を展開する私鉄会社。西武グループ。1898年創業の豆相鉄道と 1906年創業の駿豆電気鉄道を前身に,1916年駿豆鉄道として設立。1928年長岡自動車,古奈自動車を合併し自動車事業に進出。1932年十国自動車専用道路を開通させ,箱根・伊豆観光ルートの基盤を築く。1938年箱根遊船を合併し駿豆鉄道箱根遊船に社名を変更。1940年駿豆鉄道に社名を変更。1941年大雄山鉄道,1943年湯河原自動車,1954年伊豆海運汽船を合併。1957年現社名に変更。1973年下田プリンスホテル,1986年松崎プリンスホテルを開業。2004年有価証券報告書虚偽記載により株式の上場廃止処分を受ける。2005年西武鉄道子会社となり経営再建をはかる。2006年西武鉄道とともに西武ホールディングス傘下に入った。

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世界大百科事典(旧版)内の伊豆箱根鉄道の言及

【西武鉄道】より

… 西武鉄道グループは国土計画(株)を中核に,西武鉄道(株),プリンスホテル(株),西武不動産(株),西武ライオンズ(株)など70社以上から成る。西武鉄道,伊豆箱根鉄道(株)の2社を除き,すべて非上場企業で,経営権は主要企業の社長を兼ねる堤義明が一手に掌握する。経営の実態はほとんど公開されていないが,事業の主体は全国のホテル,ゴルフ場,スキー場などのレジャー施設の総合的運営で,総売上高は1兆円と推定される(1996年度)。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」