伊奈忠逵(読み)いな ただみち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊奈忠逵」の解説

伊奈忠逵 いな-ただみち

?-1756 江戸時代中期の武士
幕臣正徳(しょうとく)2年(1712)養父伊奈忠順(ただのぶ)の跡をつぎ関東郡代となる。享保(きょうほう)4年武蔵(むさし)幸手(さって)領(埼玉県)の幸手用水の助水路をひらいた。宝暦6年11月17日死去。名は忠達(たださと)とも。通称は半左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伊奈忠逵の言及

【関東郡代】より

…江戸幕府の地方行政官の職名。代官頭伊奈忠次の系譜を引く伊奈氏が世襲で郡代職を継いだが,江戸後期に勘定奉行の兼任後,一時,廃止されたが再置,幕末に関東在方掛と改称された。徳川氏の関東入国後,代官頭伊奈忠次が100万石を支配したが,その子忠政の弟忠治が引き続き地方(じかた)支配した。1642年(寛永19)に幕府は忠治に対し関東代官の統轄と河川の改修,築堤の専管を命じ,これによって関東郡代が事実上成立した。…

※「伊奈忠逵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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