伊唐島(読み)いからじま

日本歴史地名大系 「伊唐島」の解説

伊唐島
いからじま

[現在地名]東町鷹巣

長島北東沖合の八代海に浮ぶ島。周囲約一八キロ、面積三・一平方キロ。北東には獅子しし島が連なり、周辺には小伊唐こいから島・鍋小なべこ島・目吹めぶき島などの小島が点在する。島内は比較的平坦で、南側の伊唐浦は長島本島との、北側の和仁わに浦は獅子島との連絡港となっている。古くは無人島であったが、貞享三年(一六八六)長島から八戸が移り住み、以後開発が進んだという(出水風土誌)。江戸時代には鷹巣たかのす村のうちであった。「三州御治世要覧」では鷹巣村とは別に高付されており、延享(一七四四―四八)頃の高一石余。文化七年(一八一〇)伊能忠敬測量では周囲四里二五町一二間、戸数は三六、小伊唐島の周囲は一三町一五間であった(大日本沿海実測録)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊唐島」の意味・わかりやすい解説

伊唐島
いからじま

鹿児島県北西部,長島獅子島の間の小島。長島町に属する。屈曲に富む海岸線をもち,1958年頃から真珠ブリ養殖が盛ん。西岸雲仙天草国立公園に属する。面積 3.05km2人口 350 (1996) 。

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デジタル大辞泉プラス 「伊唐島」の解説

伊唐島

鹿児島県出水郡長島町、長島の北東端から伊唐(いから)大橋で渡ることができる島。面積約3.73平方キロメートル。ジャガイモなどの農業が盛ん。

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