デジタル大辞泉
「伊丹諸白」の意味・読み・例文・類語
いたみ‐もろはく【×伊▽丹▽諸白】
1 「伊丹酒」に同じ。
「津の国、―を作りはじめて家久しく」〈浮・織留〉
2 「伊丹」に「痛み」をかけて、「痛み入る」をしゃれて言うときの語。
「これは御礼で、―」〈洒・辰巳之園〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
いたみ‐もろはく【伊丹諸白】
〘名〙 (「
諸白」は仕込み用の蒸し米、こうじ米ともに
精米を使用した最上酒の意を示す語)
※
浮世草子・
西鶴織留(1694)一「津の国伊丹諸白
(イタミモロハク)を作りはじめて」
② (「伊丹」を「痛み」にかけて) 「いたみいります」の意でいうしゃれ。
※雑俳・銀の月(1740)「是は扨是はさてさて是は扨
慇懃の礼いたみ諸白」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報