介虫(読み)かいちゅう

精選版 日本国語大辞典 「介虫」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちゅう【介虫】

〘名〙
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「虫蛾の細は、之を笥中に針釘して蓄ふ、すべて二十余笥に及ぶ、介虫の属は稍少し」
② 蟹。
※山陽詩鈔(1833)三「独有介虫喚姓平、沙際至今尚横行」

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普及版 字通 「介虫」の読み・字形・画数・意味

【介虫】かいちゆう

殻をもつ虫。〔礼記月令孟秋令を行ふときは、則ち陰氣大いにち、介蟲を敗り、戎兵乃ち來(きた)る。

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