デジタル大辞泉
「介之推」の意味・読み・例文・類語
かい‐しすい【介之推】
中国、春秋時代の人。晋の文公に従って長い間亡命生活をともにしたが、帰国後、文公から俸禄を与えられなかったので、緜山に隠れた。
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かい‐しすい【介之推】
中国、春秋時代の
隠者。晉の文公が
公子の時、ともに亡命し、
自分の股
(もも)の肉を食べさせてその飢えをしのがせたが、帰国後、逆にうとんぜられたので、
母親とともに緜山
(めんざん)に隠れ住んだ。文公は山から出させようとして山を焼いたが、とうとう出ないで焼死した。のち、文公はこれをあわれみ、この日に火を用いることを禁止したという(
春秋左伝‐僖公二四年)。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報