今岡古墳(読み)いまおかこふん

日本歴史地名大系 「今岡古墳」の解説

今岡古墳
いまおかこふん

[現在地名]高松市鬼無町佐料・鬼無町佐藤

古墳時代前期の前方後円墳で前方部から陶棺が出土している。墳丘勝賀かつが(三六四・一メートル)から南東部に派生した尾根の先端部に位置し、全長七一・七メートル、後円部の径四〇メートル、高さ六・四メートル。主体部は不明であるが、墳丘上からは円筒埴輪をはじめ、家形埴輪も表面採集されている。また前方部から陶棺一基が検出され、内部から舶載の一仙五獣鏡一面のほか、管玉・勾玉などが出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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