今中村(読み)いまなかむら

日本歴史地名大系 「今中村」の解説

今中村
いまなかむら

[現在地名]岩出町今中

紀ノ川北岸に広がる洪積台地上にある。南は川尻かわしり村。東は野上野のじようの村。村の西側を根来ねごろ川が南流する。中世弘田ひろた庄に含まれたと思われる。慶長検地高目録によれば村高一八八石余、小物成一升三合。岩出組に属し、文化四年(一八〇七)の岩出組指出帳(藤田家蔵)によると田一〇町三反余で高一八一石余、畑八反余で高七石余、二歩米三石七斗七升八合七勺でこの銀二二六匁七分二厘、御種借米は元米七石五斗五升七合でその利米一石五斗一升一合四勺。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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