岩出町(読み)いわでちよう

日本歴史地名大系 「岩出町」の解説

岩出町
いわでちよう

面積:四二・八一平方キロ

那賀郡の西北部に位置し、北は大阪府、西は和歌山市、東は打田うちた町、南は和歌山市および桃山ももやま町・貴志川きしがわ町。北部は和泉山脈山間地で、南部は北部山間より流れ出る根来ねごろ川・住吉すみよし川などによって形成された扇状地と、紀ノ川流域の平地帯である。町のほぼ中央山麓沿いを和歌山市加太かだ粉河こかわ町を結ぶ主要道(旧淡島街道)が東西に通り、また紀ノ川南岸沿いに東行してきた国道二四号(旧大和街道)が当町船戸ふなとで紀ノ川を渡り、町の南東部を通る。国道二四号からみやで分岐し、ほぼ根来川沿いに北上、風吹かぜふき峠を越えて大阪府泉南せんなん市に至る道(旧根来往還)が通る。国鉄和歌山線も国道二四号とほぼ並行して通り、町内には船戸駅と岩出駅がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報