人の人たる(読み)ひとのひとたる

精選版 日本国語大辞典 「人の人たる」の意味・読み・例文・類語

ひと【人】 の 人(ひと)たる

人間としてふさわしい。
仮名草子祇園物語(1644頃)上「我身をおさむる学文次第大学にありこれみな人の人たる道をあらはし候」
多くの人の中にあって、すぐれた人である。
浮世草子日本永代蔵(1688)一「善悪の中に立て、すぐなる今の御代を、ゆたかにわたるは、人の人たるがゆへに、常の人にはあらず」

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