京人(読み)キョウビト

デジタル大辞泉 「京人」の意味・読み・例文・類語

きょう‐びと〔キヤウ‐〕【京人】

都の人。京都の人。
筑紫の国に二十年はたとせばかり経にける下衆げすの身を、見知らせ給ふべき―よ」〈玉鬘

けい‐じん【京人】

都に住む人。みやこびと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「京人」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ひと キャウ‥【京人】

〘名〙 都の人。京都の人。多く、優雅な人という気持をこめて用いる。
※阿波国文庫旧蔵本伊勢物語(10C前)一四「そこなる女、きゃうひとをばめづらかにやおもひけん」

けい‐じん【京人】

〘名〙 みやこの人。みやこびと。
帰省(1890)〈宮崎湖処子〉一「蓋し上京以来未だ京人たるべき修業ほど、記憶に恥づべき時期はなかりき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報