五十里籠町(読み)いかりかごまち

日本歴史地名大系 「五十里籠町」の解説

五十里籠町
いかりかごまち

[現在地名]佐和田町沢根篭さわねかご

西は沢根町と沢根村田上たがみ、北は沢根村鶴子つるし、東は田中たなか村。元禄期(一六八八―一七〇四)頃の御巡見案内帳(加藤松次氏蔵)によると、屋敷六反余・畑九反余。「佐州巡村記」では、戸口は三九軒・一九三人。税のかかる漁船が三艘ある。天保一四年(一八四三)の沢根町区有文書によると、五十里籠町漁師惣代の平吉・平兵衛・弥吉・宇三郎のほか、沢根町・西五十里にしいかり村・田中村・五十里炭屋いかりすみや町・河原田諏訪かわはらだすわ町の漁師が寒中の引網漁を大須おおず村の地先で行うことについて大須村・渋手しぶて(現真野町)と争っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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