寒中(読み)かんちゅう

精選版 日本国語大辞典 「寒中」の意味・読み・例文・類語

かん‐ちゅう【寒中】

〘名〙 (古く「かんぢゅう」とも) 大寒小寒の二候にわたる期間。また、冬の寒さのきびしい間。《季・冬》
名語記(1275)六「寒中のくれふさがりたる日をしみたりといへる」
日葡辞書(1603‐04)「Cangiǔ(カンヂュウ)
浮世草子世間胸算用(1692)五「江戸まはしのあぶら、寒中(カンチウ)にもこほらぬ事を分別仕出し」

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デジタル大辞泉 「寒中」の意味・読み・例文・類語

かん‐ちゅう【寒中】

《古くは「かんぢゅう」とも》寒の入りから寒明けまでの約30日間。寒の内。また、冬の寒さの厳しい期間。「寒中見舞い」 冬》

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