二本足(読み)にほんあし

精選版 日本国語大辞典 「二本足」の意味・読み・例文・類語

にほん‐あし【二本足】

〘名〙
① 足が二本あること。また、そのもの。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「二本足の先生雌雄を決しやう抔と云ふ量見は」
女性の化粧法の一つ。襟足(えりあし)真中を剃(そ)り上げて、そこへ白粉をつけ、髪の生え際が二本に見えるようにしたもの。また、襟足を二本剃り上げ、生え際が三本に見えるものもいう。
※続々鳩翁道話(1838)一「今は首すぢに、又二本足(アシ)こしらえて」

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