亀島新開(読み)かめしましんがい

日本歴史地名大系 「亀島新開」の解説

亀島新開
かめしましんがい

[現在地名]南区比治山本ひじやまほん

比治山南西麓に開かれた新開であるが、開発年は不詳。中世までは海中の島であった。承応二年城下洪水以後堤絵図には、比治山の西側に段原だんばら村に続いて竹島たけしま新開・岩島いわしま新開・亀島新開が記され、その南縁は海に続く。城下新開組に属した。元禄一二年(一六九九)地詰が行われ、「芸藩通志」では高八一・六五三石、田畝六町四反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android