丸笠山古墳(読み)まるがさやまこふん

日本歴史地名大系 「丸笠山古墳」の解説

丸笠山古墳
まるがさやまこふん

[現在地名]和泉市伯太町四丁目

信太山しのだやま丘陵北西端、標高五一メートルの段丘上に位置する南北主軸の前方後円墳。全長八〇メートル、後円部径五〇メートル・高さ六メートル、前方部幅三七メートル。かつて前方部に丸笠神社が所在していたが、現在は小さな祠と鳥居が残るのみである。このため前方部は削平され、後円部南側も一部攪乱を被り、旧形を損なっている。現在、古墳の北および西側に池があり、これが周濠痕跡とされなくもないが、墳丘とのかかわりなどから、その可能性はうすいとされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android