中縄村(読み)なかなわむら

日本歴史地名大系 「中縄村」の解説

中縄村
なかなわむら

[現在地名]芸濃町中縄

はやし村の南に接する。安濃あのう川左岸段丘上の平坦地に位置する。村の中央を南北に伊勢別街道が貫通している。谷口家文書(明村郷土誌)に「慶長年中の頃当村の地面御高付御座候へ共、不残荒地に相成居候ニ付人家も無御座候、元和元年十一月九郎右衛門右地面開墾仕り、一村取立之義仕度候旨御願申上候」とあり、元和元年(一六一五)頃の開村を知ることができる。津藩領。慶安郷帳(明大刑博蔵)には「中縄村忍田無里共」として高一七一三・二五石、うち田方一二八二・〇二八石、畑方四三一・二二二石となっているが、これは後の椋本むくもと無里の分も含むと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android