中筋遺跡(読み)なかすじいせき

日本歴史地名大系 「中筋遺跡」の解説

中筋遺跡
なかすじいせき

[現在地名]能勢町山辺 中筋

山辺やまべ川左岸の自然堤防上に位置する縄文時代の集落遺跡。国道一七三号を間にして、南北約七〇メートル・東西約三〇メートルに広がる。昭和五五年(一九八〇)二度にわたって発掘調査が行われた結果、約二〇〇平方メートルの範囲を中心に、縄文前期の北白川下層二式を主とした北白川下層諸型式土器と、石鏃石錐・石匙・削器・磨製石斧・叩き石などの石器類が多量に出土した。石器のうち最も多数の石鏃は、各種の型式を含み、約二五〇点が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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