デジタル大辞泉
「中六天」の意味・読み・例文・類語
ちゅう‐ろくてん〔チユウ‐|チウ‐〕【中六天/宙六天】
1 空中。宙。
2 物を見ないで、そらで覚えていること。
「この里の事は―に」〈浮・常々草〉
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ちゅう‐ろくてん【中六天・宙チウ六天】
〘名〙
② (形動) 物を見ないで読んだり話したりすること。そらで覚えているさま。
※
浮世草子・新吉原常々草(1689)下「此里の事はちうろくてんに其女良の
首筋には長ひ毛がいく筋有と見定め」
③ (形動) 心のうわついたさま。うわのそら。
※雑俳・太平楽(1724)「なろた事・中六天に忘れけり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報