中保町(読み)なかほうまち

日本歴史地名大系 「中保町」の解説

中保町
なかほうまち

[現在地名]大津市浜大津はまおおつ三―四丁目

北保きたほ町の東にある町屋敷。北は琵琶湖に面し、東は川口かわぐち関、西は今堀いまほり関と囲まれ、今堀関には橋が架けられている(寛保二年町絵図)。文禄五年(一五九六)一〇月の山上村検地帳写(山上町共有文書)に「中保」居住の名請人がみえる。米問屋・荷問屋・材木屋などが居住した。享保六年(一七二一)三井寺中門前境内帯刀人数覚(園城寺文書)によれば、園城おんじよう寺各坊の家来が当町に居住していた。天保一〇年(一八三九)治安対策のため夜一〇時以降は木戸門を締切ることにしたが、当町橋詰の通路門など主要六ヵ所の門は新たに立番を置いて監視に当たることにした(丸屋町自治会共有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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