デジタル大辞泉
「両点」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
りょう‐てん リャウ‥【両点】
〘名〙
①
漢籍の
訓点で、一語を音と訓とにあわせ読んだこと。「関関
雎鳩」を「関関とやわらぎなける雎鳩
(しょきゅう)のみさごは」と読み、「
窈窕淑女」を「窈窕とゆおびかなる淑女のよきむすめは」などと読んだ類。文選読み。
② 漢籍の訓点で、一語を二通りに読むこと。
③ 漢文に返り点だけを付けるのを片点
(かたてん)というのに対して、返り点と送り仮名を合わせ付けたものをいう。また、
句読と返り点との称。
④ 早引節用集などで、標出漢字の
左右に音と訓をわけて記すこと。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報