世間が立つ(読み)セケンガタツ

デジタル大辞泉 「世間が立つ」の意味・読み・例文・類語

世間せけん・つ

世間への申し訳が立つ。世間に対して一分いちぶんが立つ。
「ちょっと顔でも見たいが、いやいやそれでは―・たぬ」〈浄・冥途の飛脚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世間が立つ」の意味・読み・例文・類語

せけん【世間】 が 立(た)

世間への義理が立つ。世間に対して申しわけが立つ。多く、打消の形で用いられる。
※浄瑠璃・冥途飛脚(1711頃)下「此方連合にも詞こそは交さずとも、ちょっと顔でも見たいが、いやいやそれでは世間が立たぬ」

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