精選版 日本国語大辞典 「世も」の意味・読み・例文・類語 よに‐も【世も】 〘副〙 (副詞「よに(世━)」に助詞「も」が付いて意味を強めた語)① きわめて。たいそう。また、いかにも。さも。※源氏(1001‐14頃)竹河「今めかしう、心やすげにもてなしてよにも故あり、心にくきおぼえにて」※日葡辞書(1603‐04)「Yonimo(ヨニモ) フシギナ」② (否定の語を伴って) 決して。断じて。どんなことがあっても。※万葉(8C後)一四・三三九二「筑波嶺の岩もとどろに落つる水代爾毛(よニモ)絶ゆらにわが思はなくに」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報